駐屯地祭りと、そのついで。

 昨日のことだが、かつて自衛隊で宇都宮にいたよしみから駐屯地祭りに足を運んでみた。いやまあ、駐屯地の中に入るのなんて久し振りですよ(そりゃそうだ)。見る風景が全て懐かしい。ここを住まいとして毎日ヒーヒー言いながら……いやあんまりヒーヒーでもなかったか。まあそんなことはどうでもいい。
 で、かつて所属していた部隊の人達に会おうとしたわけだが、駐屯地祭りと同時に行われる式典は1時間近くずっと続いている。これがずっと聴いているととにかく退屈。駐屯地司令の訓示あたりはいいとして、来賓挨拶や祝辞やらがひたすら続く。この間が長いなぁ、と思って暇つぶしになるものはないかと探していたら……
「あ、お兄さん、献血はどうですか?」
 ……はい、してきました(笑)。いくら暇だからってなんで献血を選ぶかなぁ。まあこれもれっきとしたボランティア行為だし、御礼でカップ麺とかもらえたからいいやね。
 その後部隊の人と久々の対面。階級が上がっていたり新顔がいたりしたが、ほとんど変わりは無かった。そういう自分も、在籍当時とは大して変わってもいないだろう。というか、自分が多少なりとも変わるかと思って入った自衛隊で、変わりようがない(むしろ意固地になったか?)ということに気付いたのだから、職業が変わったところで自分に変化が訪れるとも思えない。今更自分探しなんてのはしたくありません。まあそんなもんです。