裏切りの街角/甲斐バンド

 ♪しとしと五月雨 わだかまり

 ……実にドラマチックな歌。どこか外国映画のBGMを思わせるようなイントロから始まる、「おいら」と「君」の五月雨の中の別れ。歌詞の中に「駅への道駆け続けた」「おいらを振り切って汽車の中」とあるので、甲斐バンドの出身が福岡なだけにどこを舞台としたのかが話題になったらしいが、それに関して個人的見解。自分としては、西鉄天神駅よりは国鉄博多駅、しかも当時開通したての新幹線ではなく寝台特急だと踏んでいる。「君」を乗せて、雨の中に見えなくなっていくブルートレイン……という感じ。
 もちろんこれもお気に入り曲で、オフ会時にやはりカラオケで歌い、これも85点近くを叩き出した。またも年齢に対するツッコミが入ったのは言うまでもない。