戦国自衛隊1549 ★★★☆

 コメント投入。こちら
 早い話が、昭和版を褒めちぎっている人には、今回の作品は付いていけないのではないかとすら思ってしまう。しかし昭和版に特に思い入れも無い(よって高評価もしていない)自分にとっては、昭和版と比べて評価するなど意味が無いのです。むしろ昭和版を、この平成の世にそのままリメイクしたって何にも面白くないでしょうに。
 昭和版は「SFの名を借りた戦国の世へのロマン」だとしたら、今回の平成版は「戦国時代までさかのぼったSFアクション」ですよ。これくらいの破天荒、ちょっとは許してやれ。監督の手塚昌明はそういうのを何一つ気にしないでバンバカ撮れる人なんだから。リメイクではなく現代において再構築しているわけだから、元々異質なものをああだこうだと比べてもしょうがない気がします。
 現代を守るために戦う自衛隊があったっていいでしょ? 戦国ロマンだけを追い求めるだけが“戦国自衛隊”ではない、とこの際主張します。以上、元自衛官のコメントでした。