同窓会。

 一ヶ月ほど前からお誘いがあった同窓会に参加。成人式の時に一度やったきりなので約8年振りということになる(はいそこ、首を傾げない!)んだが、果たして中学までの同期がどう変わっているやら……と思いながら会場へ。
 早めに会場入りしたので、次々と懐かしい顔がやって来る。中には一瞬誰だか分からないくらい変わってしまった友人もいたのだが、男と女が2:1くらいの比率で総勢30名ほどでスタート。ところが、始まった頃はあれほど「皆変わったなぁ」と思えることの方が多かったのに、近況や思い出話をしているうちに段々と「変わってないなぁ」という思いの方が強くなってきた。実に不思議だ。やっぱり、最初のうちは記憶がおぼろげでも、徐々に繋がってくるのだな。
 さて自分はどうだったかというと、子供の頃は鉄道少年でずっと通っていたため、ほぼ全員がそれで覚えてくれていたのである。そして今の職業が「鉄道の椅子製造」だというと、これまたほとんどの人が「そりゃおめでとう、夢を叶えたね」と返してくれるのだ。そうか、俺の本質はここにあったのか。怪獣もそうだが、鉄道を見てワクワクするは昔と変わらないし、どんなに特撮怪獣が大好きになっても、鉄道に対する想いが消えることはついぞ無かったしなぁ。やっぱり人間ってのは、姿形がどんなに変わっても根本は余程のことがない限りは不変なのだろうな。
 来週は連休前に3日ばかり出張が入る。暑い中での仕事になるが、この同級生の「おめでとう」という言葉に感謝しながらこなすとしよう。
 ちなみに……俺に対する同級生達の言葉の中にはこんなのも多かった。
「●ちゃんは中学の時から声も顔も変わんないね」「小学生の時から一緒だよ」
 なあんだ、昔からこうだったのか。こうだと分かった以上、今さら年齢不詳を気にすることも無かろう。というわけで今後ともよろしく。