クイズサークル博覧会参加。

 公式ページ。日本各地に存在するクイズサークルを一同に集めてクイズイベントを開催すると同時に、クイズサークルNo.1も決めてしまうという大規模な大会。参加人数も278名と、通常の3倍以上はいるだろうか。ただ自分は現時点では無所属なので、サークルNo.1決定戦の方には参加せず、他のサークルが開くクイズイベントの方にいろいろ顔を出すことに。それでもこれだけあると選ぶのも一苦労だが……自分が参加したのは以下の3つ。
常磐クイズセンター企画・つくばエクスプレスすごろく
 つくばエクスプレスの路線図をそのまま双六にしたクイズ。だが用意されたサイコロは2個あり、片方は普通だがもう片方は列車種別(快速・区間快速・普通)で、早押しクイズに正解した人はそのサイコロを振り、その停車駅の分だけ勧める。ちなみにTXの駅は全部で20あるが、快速は8駅しか停車しないので、上手く行けばたった2問で勝ち抜けられる。なお普通しか停車しない駅に止まった時、快速や区快を出しても進むことは出来ない。
 ……最初の正解で「区快の1」、次の正解で「快速の1」と全然進めなかったが、3回目では「快速の6」が出て一気にゴールへ。3抜け。
 勝ち抜いた6名によるファイナルステージは、なんと投扇興。2問正解で投げるチャンスが与えられ、的を落とした人が勝ち。なかなかこれが難しく、先に2回目のチャンスを得た人が見事的を落として優勝となった。こんなに雅の心が満ち溢れたクイズ形式は、そうはない(笑)。

OBA−Q企画・名作企画集
 参加者を4つのグループに分けて行う団体戦。3つの形式を行い、総合成績で順位を決める。
 ……この中で特に印象に残っているのは「お絵かきクイズ」。各チームにそれぞれ違うお題が出され、それを相手チームの人達に見せる。お題を当てられたら得点が入るのはもちろん、絵を描いた側にも正解人数分の得点が入る。絵心があるひとなら一発だろうが、出されたお題が「渡る世間は鬼ばかり」「Death Note」「芋たこなんきん」とかだともう大変だ(一応「これはドラマです」くらいのヒントは出せる)。自分は「パルテノン神殿」を描き、6組中5組に正解してもらえた。
 しかし上手い人はいるもので、相手チームにこんな方がいた。「高橋尚子」というお題に対し「マラソンをするオバQ」を描き、見事全組が正解。会場内から「上手い!」の声が上がったのは言うまでもない。
 結果としてチームでの優勝は逃したものの、優勝したチームとは最後まで鍔迫り合いとなった。負けても満足できたのならそれでよい。

・熊熨斗会企画・クイズマジッくまのしアカデミー
 「熊熨斗会」とは、QMAプレイヤー同士の交流から誕生したクイズサークル。今回はなんと、QMAで実際にプレイ出来るクイズ形式を実際にオフラインでやってみよう、という驚きの企画で勝負なのだ。普段から(仕事が終わったら)暇さえあればQMAをやっている人間としては、参加せずにはいられません。おまけに使用している小道具が、きちんとQMAに準じているというこだわりは素晴らしいと思いました。何が素晴らしいって、キューブクイズに使用する立方体(正六面体&八面体)を実際に作ってるんですから。
 ……第1回戦「ノンジャンル並べ替え」。ここで16人→12人になるはずが、当日のエントリーが13人しかいなかったため全員通過扱いに。ただし正解数の多い順にポイントが付与され、次の形式において有利になる。第2回戦「ノンジャンル連想」。12人→8人。5つのヒント(QMAでは4ヒント)から正解を導き出す。最初の3つで正解出来ると即勝ち抜け。何とか3つめのヒントで正解し、4抜け。第3回戦「ノンジャンル四文字言葉」。8人→4人。ギリギリの4抜け。
 そして決勝はサドンデス。3つの形式を行い、下位1名がそれぞれ脱落というシビアなもの。最初は「ノンジャンルキューブ」自分も含めた3名が同点で並んでしまい、1○1×のサドンデス。結果、他の方が誤答してしまい計らずも通過。次は「ノンジャンル一問多答・順番当て」正解を当てるだけでなく、問題に該当する順番を答えなくてはならないという超難問。だがここで運が良かったのかカンが冴えたのか、何と1抜け。
 最後は1対1の早押しクイズ。QMAに準じた採点方法で、最後に100点まで達した方が勝ち。だが時間が押して撤収時間が迫っていたせいもあり、100点ではなく急遽タイムリミット方式に変更となる。しかしいずれにせよ、終わるまでに正解数の多い方が勝ちであることに変わりは無い。結果、16.66点差で逃げ切って、優勝!
 ……うーむ、オープン大会でのこんな経験は久し振りだ。QMAでの優勝も嬉しいが、こういった実戦での好成績というのは余り無い。2007年のクイズ一発目としては幸先の良いスタートを切れました。
 その後はクイズサークルNo.1決定戦の決勝を観戦。白熱した早押しの応酬は見ていて実に楽しく、時間の経過が分からなくなるほど。この空気を一度でも心地いいと感じてしまうと、クイズは止められなくなるね。いつかはこの舞台の方に立ちたい! という夢がフツフツと沸いてくるものなんです。激しいバトルの末ついに優勝者が決定すると、激闘を繰り広げた両チームに惜しみない拍手が送られていた。