スペクトルマン・悲しき天才怪獣ノーマンの最後

 白痴青年・三吉は、知能の飛躍的向上を図る脳外科手術によって天才的頭脳を手に入れる。だが地球侵略を狙う宇宙猿人ゴリは、手術を行った科学者に洗脳を施していたのだ。そして、三吉の前に手術を受けた彼の愛犬・ボビーはいつしか凶暴化し、ついに怪獣へと変貌を遂げてしまう。「まさか自分も怪獣になるのでは?」一抹の不安を覚える三吉だが、皮肉にもその予感は的中してしまう。やかて怪獣・ノーマンへと変貌を遂げた彼は、ゴリの洗脳に惑わされまいとするも、全人類を死に至らしめるゲラニウム爆弾の製造を始めてしまう……。
 で、その最後。
 
スペクトルマン、俺を殺してくれ! 俺にはまだ人間の心が残っている! 早く殺してくれ!!」
 悲しすぎる……。