特撮オフ2007年春。

 特撮好き同士の会合に久々に参加。今回はプロジェクターを新しくしたおかげで、かなり画質は改善された模様。さて今回のラインナップは……
潮健児天本英世特集
 東映及び東宝名脇役が出演した映画のダイジェスト。その中でも印象に残ったのは、
「アタック拳」……好青年・安宅健太郎は移動カレーハウス「アタック件」の店主だが、それは表の顔。彼の正体は諜報部員で、一たび指令を受けるとどんな巨悪にも戦いを挑む男なのだ。ただその指令を受け取り方が変わっていて、さりげなくやってきた仲間の諜報部員がカレーを注文し、一口も手を付けないまま健太郎に渡すのだが、実はその中にテープが入っている。これは斬新。ちなみに潮さんは敵の一味として出演。
「クレージーの殴り込み清水港」……いわゆるクレージーキャッツ版・股旅モノ時代劇。ここでの天本さんの役柄は、盲目の居合い抜きの達人・座頭吉(座頭市ではない)。あれ、居合い抜きの達人といえば『快傑ズバット』でもやってたから、前からこんな役もらってたのか。
超人機メタルダー「トップは誰だ?!ピンからキリの大運動会」
 敵組織内の士気を高める為、本当に大競技会が行われるというお話。凄いのは、どこかのアスレチック公園(野田らしい)で、水に浮いた木製遊具の上を、怪人が走って超えていくという……。スーツアクターの人が凄いよ。しかし改めて観ると、メタルダーってのは敵怪人の描写が多いな。前もこんなこと書いたような気がするが、要はそれこそが『メタルダー』の面白さなんだろう。
ウルトラマンレオ第3話「涙よさよなら…」第4話「男と男の誓い」
 レオのコンセプトは「生きることの苦しみと悲しみを鮮烈に問う」だそうだが、2話連続でそれが出まくってる。何せ、主人公のゲンを慕う少年・トオルの父親が開幕早々宇宙人に惨殺される(しかも目の前で)。しかもこの宇宙人は相当強く、レオが普通に戦っただけでは勝てないので、モロボシダンはゲンに「滝を切れ!」と特訓を課す。この場面がえらく熱くスポ根漫画並(それ以上かもしれんが)、観ている側もえらくテンションが上がる。