吉田松陰物語/つボイノリオ

♪人それぞれにクセはあるもので 鉛筆の芯をなめるクセ


 ……歌ったのが「金太の大冒険」でおなじみのつボイノリオ、とくれば、この曲が放送禁止になったというのも理解出来るかと思う。「吉田松陰芯なめた」というワードを聴いて、どこが? という方はもう一度勉強するように(かくいう自分も最初は分からなかったけど)。


 それにしても、本曲といい「金太」といい「極付け!お万の方」といい、よくもまあこういうのを考え付いて歌にしようと思うのか。聴けば聴くほど馬鹿馬鹿しいが、自分はこういう下らないのが大好きだ。「金太またたいた」「金太負けが多い」「金太マカオに着く」「お万子鹿に触る」「お万壊れているよ」……これを大学受験中の従兄弟に聴かせたら大受けし、その日のうちに「ダビングしてくれ」と頼まれた。誰に聴かせるんだ、と尋ねたら「塾の友達に」。その友達、大学受かったか? 当の従兄弟は受かったからおそらく大丈夫だろうが。


 ちなみに、この曲の吉田松陰は、日本の歴史に登場する同姓同名の人物とは違う人らしい。って、じゃあ誰なんだ。