「みんなのうた」DVD

 言わずと知れたNHKの長寿番組。ここで耳にした歌のうち、ほんのワンフレーズだけでもどこか頭の中に残っていて忘れられない、という人は多いのでは? 唐沢俊一氏の日記で紹介されていたのが気になり、ちょっと調べてみたのだが、なるほどこれは懐かしい。というか、伴奏が流れたら唄いたくなるよ、これは。
 『大きな古時計』『山口さんちのツトムくん』『南の島のハメハメハ大王』あたりは有名なので省略。ここでは「あったあった、こういうの!」と思った曲を紹介。

・「トレロ カモミロ」(1970年)
 フラメンコ調の合唱曲。男の中の男と称されるトレロ・カモミロを唄った歌だが、「♪ランララランララランララランラ、オーレ!」の部分はメロディも完璧に覚えている。

・「北風小僧の寒太郎」(1974年)
 ♪きたかぜ〜こぞぉ〜のかんたろ〜(かんたろー!)←この合いの手は必須。冬になると必ずオンエアされていたので、この歌が流れると「あ、冬だな」と思えるようになった。

・「ひげなしゴゲジャバル」(1974年)
 ゴゲジャバルはヒゲの無い猫だったか。「♪ホーイホーイ、ホーイホーイ」と登場人物が躍るアニメは記憶にあるんだが。

・「勇気一つを友にして」(1975年)
 これは唄える!♪昔ギリシャイカロスは〜蝋で固めた鳥の羽〜、で太陽に近付きすぎて蝋が溶け落ちて命を失ったという展開は、当時としてはトラウマもの。だから覚えてるんだな。

 とりあえず、生まれる前のやつ(1978年以前)だけでもこれくらいある。何度も再放送されていたので、今現在30〜40代位の人は覚えてる率が高いはずだ。これが、自分が生まれてから(1978年以降)の曲となると、列挙しきれないくらい多くなる。

・「コンピューターおばあちゃん」(おばあちゃんのアニメーションが可愛い)
・「ヒロミ」(ヒロミのヒはヒバリのヒ、だけど僕にはヒラメのヒ、というフレーズだけが頭にのこっている)
・「メトロポリタン美術館」(いろいろな美術品と躍る人形アニメーションが楽しい)
・「こだぬきポンポ」(耳がしもやけで真っ赤になったタヌキに、子供が手ぶくろをかぶせてくれるんだよね)
・「ロバちょっとすねた」(唄ってたのはアグネス・チャンでした)
・「かんかんからす」(♪かん、かん、かん、とん、とん、とん……確かこんなフレーズがあった)
・「わたしの紙風船」(♪まんまーるーくなるよー、ほーらポン、ポポポポン……)
・「まっくら森の歌」(昼間でも真っ暗で、魚は空に、鳥は水に、早いは遅い、真っ暗くらい暗い。そんな感じの凄く不思議な歌でした)
・「ありがとう さようなら」(卒業シーズンの定番曲。サッカーボールが飛んできましたよね)
・「ラジャ・マハラジャー」(アラビアンナイトか?夜空の星を全て集めてお城のランプにするとか、そんな内容だったはず)
・「おふろのうた」(ナンダカンダ理由を付けてお風呂に入りたがらない子供の歌。お父さんは背中をごしごし擦って痛いから、お母さんは男じゃない気がするから、おじいちゃんは100まで数えないと出れないから、一人だと溺れそうだから入らない……あれ、覚えてるな)
・「雪祭り」(わが母校では、歌そのものよりもアニメーションが大人気。歌詞にも登場する郵便局のおじさんの顔がポイントだった)
・「カメレオン」(空に浮かぶ月をなめようとするカメレオンの歌。最後は月のように金色に……ん、これって燃え尽きたってことか?)

 ……これは凄い。子供時代を思い出す必須アイテムになってしまいそうな予感がする。税込40320円、12巻組は果たして高いか安いか! ま、お子様がいる方なら買いでしょう。