新年一発目

 はい、新年明けましてオメデトウゴザイマス。昨日の雪の影響で、そこら中真っ白です。とはいえ今日は晴れたので道にある雪はかなり溶けてきました。日陰は今夜のうちにアイスバーンになりそうな気配、明日の朝運転する方は気をつけましょう。

 で、まあ昨年がゴジラ50周年だったわけですが、今年はガメラ40周年なんですね。とはいえ別に新作が作られるわけでもなく、ただWOWOW平成ガメラ3部作が放送されるだけなんですが、だったら昭和のシリーズもやって欲しいな。しかし怪獣映画が無くても、今年は気になる映画が意外と多い。

 何せ今年は、終戦60周年なのだ。

 まず3月に『ローレライ』、6月に『戦国自衛隊1549』、夏には『亡国のイージス』、それ以降になると思うけど公開予定の『男たちの大和/YAMATO』。おお、並んでるなぁ。いずれもそれなりに金は賭けた映画なので、結構楽しみ。

 あと……また『ゴジラ FINAL WARS』の話になるけど、この映画に★★★★★付けてる人間として、ここぞとばかり酷評しまくってるレビューを見かけるとどうにももどかしくなってくるんですな。自分は怪獣映画にハマって18年位たった男ですが、それだけ怪獣に思い入れがあるしそれだけ酒も飲まずに延々語れる俺でも、素直に大喜びしましたよ。
 一作目のゴジラは凄いです。でもこの映画を基準にして怪獣映画を観るということはしません。「一作目への敬意」というテーマがある作品なら比較はします(金子ゴジラとかデストロイア等)が、一作目を引っ張り出すのはその程度に留め、後は面白かったか面白くなかったかで評価します。ここの演出はこうで、テーマはこうだ、なんていう感想は、後からじっくり考えればいくらでも出てきます。ヒドイ映画ならそんなのを考えることすら馬鹿馬鹿しいと感じて、Cinemascapeで延々と語る気にもならず批判しか書けなくなる。スペースゴジラなんてもう語る気にも、というか批判を書くために観る気もしないですから。
 それを踏まえて、じゃあ北村ゴジラはどうだったかというと、素直に面白いと思っちゃったわけ。さらに「ああ、これはこういう意味だったんだ!」と考えることも出来た。この時点でもう★5ですよ。北村ゴジラを理屈つけて酷評するなら、俺は理屈つけて絶賛しよう。それもまた怪獣バカの怪獣バカたるゆえの行動です。
 あとGFWの音楽がショボイ、キース・エマーソン駄目だと評価する方も多いんですが、エビラとガチンコ勝負するところとかケイン・コスギが特攻する場面の音楽も含めてそう言ってるのかなぁ。キースが手掛けた音楽は劇中3分の1くらいで、あとは矢野大介と森野宣彦によるものなんだけど、全部キースが手掛けたと思って酷評してる人が意外と多い。こんなことはサントラCDの帯にちゃんと書いてあるぞ。

 というわけで、今年もよろしくお願い致します。