また一騒ぎ起きるか?

http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__yomiuri_20050713it02.htm
 言うまでもないが『新しい歴史教科書』はこれまで何度も騒動を起こしてきた……といっても日本と韓国と中国の3カ国だけなんですけどね。こういう話があると「対中・対韓関係が悪くなる」と朝日新聞が懸念を示すのは目に見えてるが、採用率わずか0.1%というこの教科書が日本の歴史認識に影響を及ぼすと、中国と韓国は本気で信じているのだろうか? 中学時代に学校で得た歴史の認識より今現在様々なメディアで知ることが可能な知識の方がずっと影響力があるはずだけどな。現に俺がそうだし。
 そもそも中国は国策として反日を掲げてきたわけで、日本人の歴史認識にちょっとでも右翼的なものがあればたちまち攻撃材料に出来る。今までは中国に当たり障りなくやってきた日本だが、もう情報やメディアが多様化している状態でそんなことが出来るはずもない。「今まで学校で教えられてきたことって、何か違うんじゃないか?」という考えは、昔から表に出ないまでも、サブカルチャーの一つとして脈々と研究され受け継がれてきたようなもので、それを表に出そうとしたのが先の教科書なんじゃないかね。とはいえ「教科書」というのは極端な方法だったかもしれないけど……。
 でもね、日本人は自分の歴史が認識出来ないような馬鹿ではない。認識を自分達でじっくり考えさせる余裕を少しは持たせて欲しいもんだ。国策で歪んだ歴史を教える国の方が、こちらとしてはよほど危険材料だと思うんですがね。