麻薬で怪獣攻略

 日曜日に「伊集院光日曜日の秘密基地」を聴いていたら、リスナーのおぼろげな記憶(すなわち記憶のスキマ)を埋めるコーナー“ヒミツキッチの穴”でこんなのがあった。

およそ10年モノの穴です。
夏休みに、深夜ひっそりと放送していた特撮怪獣モノ。私は途中から見たのでストーリーはよく分かりませんでしたが、斬新なラストシーンは今でもよく覚えています。
それは怪獣が海底で棲み家にしていた沈没船が、実は麻薬の取引に使われていた船だということが分かり、その麻薬を怪獣に大量に食べさせ倒すというものでした。白黒だった事もあってかなり古い作品だと思われます。
周りの特撮に詳しい人に聞いても誰も知りません。この作品をご存知の方は教えてください。

 聴いた瞬間すぐ答えが出てきた。id:arama-daisuke:20040928で触れた「幻の大怪獣アゴン」のことである。あれは興味があれば観てもいいけど、後悔しても知りませんよ。仲間内で鑑賞した時は、余りにも緊迫感の無い演出と衝撃のラストのおかげで見事に“殿堂入り”を果たしているのだから。
 ちなみに伊集院光ハモニカ怪獣ハモニガンを「ウルトラマン80に登場していた」と勘違いしていたが(実際はファイヤーマン)、おそらく伊集院さんは紫外線怪獣グロブスクとごっちゃに記憶していたのではないかと思われる。これも似たような話で、野球の試合でエラーをした子供が八つ当たりして捨てたグローブに、オゾン層の破壊による大量の紫外線が降り注がれ、さらに捨てられたグローブの恨みが重なって突然変異を起こした怪獣である。ハモニガンも子供が捨てたハーモニカが怪獣になったものだから、同類といって差し支えない。
 80あたりは再放送もされないけど、案外こういう珍品が揃っていそうだな。以前すもう怪獣ジヒビキランの回を仲間内で鑑賞したら大爆笑だったことがある。これはビデオ屋に行くしかないだろう!