WBC決勝から一夜明けて。

 最終的に平均視聴率が43パーセントということで、野球中継としては久々に景気の良い数字が出た。去年は巨人が絶不調でナイター中継の視聴率もパッとせず、放送延長無しという処置まで採られたわけだが、今年は春から縁起が良いじゃないの。しかし大して興味が無くてもいろいろ書きたくなってしまうのは、それなりに応援していたということと、やはりメデタイ事柄に対し一緒になって騒ぎたいという想いがあるからか。そうでなければ、2月頃は皆揃ってイナバウアーとか言って大喜びしていたわけがない。
 そう思っていたら海を隔てたお隣り韓国がまたこんなことを言ってきた。要するに「予選での勝ち数はウチの方が上なんだからウチが本当の世界一だ」と主張したいのだが、これはどう考えても日本に対するやっかみだ。例えばこれが日本以外の国だったら、同様の要求を出していたとは思えない。キューバが優勝していた場合もまたしかりで、「ウチが本当の準優勝だ」とは言ってこなかっただろう。
 予選で日本に勝った時点で太極旗をマウンドにぶっ差した行為からも分かるように、韓国人はとにかくそういうトップ思想がある。その為にはまず、目の前にいる日本を一番のライバルとした方が敵対心を出しやすい(これには歴史的背景も手伝っているわけだ)。そんな国と仲良くするなんてのはまず無理で、そう思っている人がいるからこそ『嫌韓流』が受けているのだよ。一言言っておくが、日本は韓国を見下すどころかライバルだとは微塵も思っていない。我々が過去に相手にしたのは先進欧米諸国であり、おかげで散々痛い目にあったわけだが、それでも戦後になってから彼等に追いつけ追い越せとした結果が今の日本だ。日本とタメを張りたいのであれば、まず世界を相手にしろ。話はそれからだ。