かなりゾッとする瞬間。

 昼間、出かけついでにクルマのディーラーに寄る。半年点検、いうなれば車の定期健診の時期になったので、ちょうどいいやと思い立ち寄る。整備工場に車を預け、3、40分ほど待つ。展示してある車を眺めたり乗ったりしながら、しばし時間つぶしをしていると、係員の人がやって来た。お、点検が終わったか?
「お客様のお車ですが、機械部分に異常は見られませんでしたが……」
 おや。“が”とは何だ? 何があった?
「……前輪にこれが刺さってパンクしてました。」
 係員が出したのは、長さ1センチにも満たないネジ。ねじ山の形状からして、これは木ネジだ!
 というか、これが俺の車に刺さってたの? いつ刺さったんだ、いつ?! よくその状態で無事に走ってたな、おい?!
「刺さってから時間が経過するとネジそのものが錆びていたり、空気が抜けたせいでタイヤやホイールが傷んでたりしますがそれは無いですね。おそらく刺さってからそう時間が経ってないでしょう」
 とりあえずパンク箇所の補修をしてもらい事無きを得るが、かといって補修したままで走りっぱなしというのも良くないだろう。R2はFFで、その分前輪に負担はかかるというから、年末は車検もあるのでその時に交換するかなぁ。それとももっと早い方がいいのか。いずれ交換するものは、変えるタイミングが難しいね。