今週の笑点・9月10日付

 挨拶もそこそこに、歌丸師匠が青いハンカチで汗を取る仕草。「ハンカチ王子が使ってたのはどこのだ?」等と大騒ぎした頃の収録なのだろうが、今思うと何だかなぁ。ここはひとつ小遊三にやって欲しかった。
 ・1問目:会社が社員を採用する時の基準を考える。どんな会社にとってはどんな人が合格で、どんな人が不合格になるか?
 これはちょっと難しいのでは? と思ったらなかなか手が挙がらない。最初の答えは昇太。
 昇太「電器屋さんにとって。明るい人は合格、すぐ切れる人は不合格」
 ここで木久蔵が手を挙げる。歌丸「大丈夫なの?」木久蔵「大丈夫」歌丸「じゃたい平さん」。
 たい平「墓石屋さんにとって。意志の固い人は合格、みかげ(見かけ)倒しの人は不合格」
 今度こそ指された木久蔵「魚屋さんにとって。さばさばしてる人は合格、ぶりぶりしてる人は不合格」。もうちょっと捻ろうよ。
 楽太郎「八百屋さんにとって。にんじん(隣人)としてなすべき(為すべき)ことが分かってる人は合格。きゃべつになすすべもないというのは不合格」。さっきのたい平みたいな答えになってるよ。
 呆れた歌丸「……はい他に」手を挙げる木久蔵歌丸「何であんたなんだよ〜。じゃあ木久ちゃん」。
 木久蔵木久蔵一門に入門する場合。ラーメンが好きなら合格、落語が好きなら不合格」歌丸「じゃあ何のために入門するんだよ」
・2問目:何かをしている時に停電になったと報告する。「どうなりました?」と聴くのでそれに答える。
 好楽「ゴルフの最中に停電になりました」歌丸「どうなりました?」好楽「みんなパーです」。
 木久蔵「床屋で停電になりました」歌丸「どうなりました?」木久蔵「お客が慌てて“出口はとこや?とこや”って。ね?」歌丸「ね、って言われてもね」
 昇太「ホテルが停電になりました」歌丸「どうなりました?」昇太「ホテル“おー暗”になりました」歌丸「隣りが移ったね」
 歌丸大喜利の最中に停電になりました」歌丸「どうなりました?」楽太郎「端っこがボーっと光ってんの」。光ってる主は言わずとも分かるだろう。
 たい平「フィリピンパブで停電になりました」歌丸「どうなりました?」たい平「(楽太郎に)アナタオッパイサワッタデショバカタレスケベシャチョー!」
 たい平ネタをもう一つ。「山田君の家が停電になりました」歌丸「どうなりました?」たい平「子供が増えました」。これで何人目なんだ?
 締めで小遊三ネタを二連発で紹介。小遊三「レストランで食べ終わった時に停電になりました」歌丸「どうなりました?」小遊三「どうなったって、ありがたいの一言です」
 小遊三笑点の楽屋で停電になりました」歌丸「どうなりました?」小遊三「どうなったって……ねぇ?」。狙ってるようだ。歌丸「こんなに停電を喜ぶ人はいないよ」
・3問目:笑点記者会見”メンバーの誰かを指名して質問する。指名された人が「間違いありません」と言った後、さらに続ける。
 メンバーの誰かという時点で罵倒合戦になるのは確定したようなもの。指されそうな人は何となく予想が付くのだが。
 楽太郎「木久蔵師匠、1たす1は3ですか?」木久蔵「……間違いありません」歌丸「そりゃからかってるだけだよ」
 たい平「楽太郎師匠、円楽師匠に毒を盛ったって本当ですか?」楽太郎「……間違いありません」たい平「私も師匠こん平に毒を盛りました」。やはり首謀者はこの二人だったのかい。
 その楽太郎「たい平さん、あなたは山田に突き飛ばされると快感を覚えるそうですね?」たい平「……間違いありません」楽太郎「やれ!山田」。飛ばされるたい平、しかし転がりながらも悶えている。歌丸「悶えるなよそんなとこで」。
 木久蔵「昇太さんとたい平さんのお二人にお聞きします。楽太郎さんと一緒に“ブラック団”をやってますけど、本当は楽太郎さんのこと嫌いなんですよね?」昇太・たい平「間違いありません!」木久蔵「我々も大嫌いです」。歌丸「我々も、って巻き込むなよ」。
 たい平「山田さん、笑点今週でお辞めになるって本当ですか?」山田「間違いありません」たい平「お疲れ様でした」。
 昇太「木久蔵師匠」木久蔵「間違いありません」昇太「まだ何も言ってませんよ」歌丸「質問されてから言うの」。
 昇太「木久蔵師匠、馬鹿って本当ですか?」木久蔵「間違いありません」昇太「以上で質問終わります」。フォロー無しかい。