l今週の笑点・9月3日付

・1問目:笑点“こわくなり”川柳。最後の5文字に「こわくなり」を付けた川柳を作る。
 颯爽と手を挙げる好楽。川柳好きの彼はたまらない問題だろう。好楽「年金の 将来思えば 怖くなり」。
 木久蔵「屋根屋さん はしごを外され こわくなり……やあねぇ」。歌丸「あれ、言うの忘れてたんだよ。思い出して言ったんだよね」木久蔵「何で分かるのよ」歌丸「分かるよあんたの頭は」。
 その木久蔵のもう一つの答え。「湯本から 強羅を過ぎれば 小涌谷」……何だい、箱根観光案内か?
 楽太郎「歌丸の 寝息が止まり こわくなり」。本当は怖いんじゃなかったりして。
 昇太「独身で 老後が段々 怖くなり」歌丸「昇太さんね、良い人紹介するよ。物凄くお金持ってて、今年で68だっていう人」昇太「若い人にしてくださいよ」。
 たい平「突き飛ばす 山田が後ろ こわくなり」。この時点で、山田はもう既にたい平の後ろにいた。逃げるたい平。座布団を全部持って行こうとする山田、だがそこへ一言。歌丸「何で持ってくのよ、一枚あげなさいよ」楽太郎「司会者が判断すんだよ。一番偉いんだから」すると木久蔵「仏様なんだぞ」。それ、褒めてない。……歌丸「無視して2問目」。
・2問目:何かを買って来た亭主になって「おい、●●買って来たぞー!」と嬉しそうに言う。女房の私が「うちにあるのに」と答えるのでさらに続ける。
 小遊三「おい、自転車買って来たぞー!」歌丸「うちにあるのに」小遊三「あれは駅前返してこい」歌丸「凄い家だね」。
 さらにもう一つの答え。小遊三「おい、パンスト買って来たぞー!」小遊三でパンストときたら犯罪の匂いである。歌丸「うちにあるのに」小遊三「あれは銀行強盗でかぶるやつだよ」。小遊三の答えはもう「自転車→駅前から盗んだ」「パンスト→銀行強盗」という関係が出来上がっている。枕詞みたいなもんだね。
 それに続けて楽太郎「せこいですよ、こうでなきゃ。おい、車買って来たぞー!」歌丸「うちにあるのに」楽太郎「あれはお前の買物用ベンツ、これは俺の遊び用フェラーリだ」歌丸「名前知ってるだけだよ、あれは」。
 木久蔵「あざらし買って来たぞー!」歌丸「え?」木久蔵「あざらし買って来たぞー!」歌丸「うちにあるのに」木久蔵「古いのよりあざらしいのがいいだろう」歌丸「あざらしなんてどこで売ってるのよ」木久蔵「あざらし屋さん」。
 好楽「おい、トイレットペーパー買って来たぞ!」歌丸「うちにあるのに」好楽「小遊三に好きなだけ拭かせてやんなさい」。小遊三「両手でお尻を副会長」。両手で? その場合、前後どっちから手を入れると拭きやすいんだ?(どうでもいいか)
 昇太「おい、新聞買って来たぞー!」歌丸「うちにあるのに」昇太「それは昨日のだろ」……楽太郎「ああ、なるほど」。ところが場内はこれほどまでになく静まり返る。すぐさま座布団を自主的に返上する昇太。歌丸「自分で気付くところが偉い。木久ちゃんとはえらい違いだよ」。
 最後は小遊三「おい、バルサン買って来たぞー!」歌丸「うちにあるのに」小遊三「あれはバルサンじゃなくてバァさんだろ」歌丸「まあどっちも煙ったいわな」小遊三「うまい!」木久蔵「うまいぞ仏様」。そんなこと言ったら歌丸さん怒るよ。歌丸「山田君、木久蔵さんの一枚持ってって。二度は通じないよ」。