第4回クイズ王カーニバルinロフトプラスワン

 11:00、新宿着。個人的な買い物を済ませた後、会場となるロフトプラスワンへ。開場時間の2、3分前に着いたが、既に4、5人が列を作っており、それから10分もしないうちに参加者の列がどんどん伸びていく。しばらく待ち、ついに開場。自由席なので、ステージ前のテーブルに適当に座席を確保する。すると、隣のグループの人から声を掛けられた。おやおや、QMAクイズサークル・熊熨斗会の方ではないですか。話を聴くと、今回は10名ほどでエントリーしているとか。今回の大会参加者は総勢60名ということなので、熊熨斗会は司会者もネタとして取り上げるほどの勢力になっていた。
・第1R:2○2×
 参加者60名を10名×6組に分けて行う早押しクイズ。ルールは単純に2○2×で、勝ち抜け人数は6名。なお、先に通過した3名をAチーム、後に通過した3名をBチームとし、結果は次の2Rに反映される。
 ……前回、自分はこの時点で敗退してしまい、かつ抽選式の敗者復活にもあぶれるという結果に終わっていた。となれば、まずは1Rの突破だ。くじ引きの結果、4組目か5組目くらいでようやくお鉢が回ってくる。さあこい……と思っていたら、客席の方が盛り上がってる。あれ、何があったんだ? と思ってフト隣りを見ると、見覚えのある顔が。
 「あ!」思わず声を上げてしまう。相手の方はつられて「あ、どうも」と笑顔で一言。何と、自分の隣りにいた方は、あの第15回アメリカ横断ウルトラクイズ優勝者・能勢一幸氏だったのだ。うわぁ……これはビックリだ。実際にクイズ王を生で、しかもここまで近い位置で見たのは初めてじゃないのか? 俺「中学時代の憧れでした」能勢氏「それはどうも」。しかし懐かしがってばかりもいられない、クイズとなれば真剣勝負だ。改めて気合を入れ直す。さあ、来い。
 ……ラウンドがスタートした。何問か過ぎ、既にポイントを獲得した方が数名いるという状態で、こんな問題が飛び出した。
「問題:自然は、円筒形/、」ポーン。あ、と思った瞬間にはもう手が動いてた。解答権は俺。
セザンヌ」「正解!」
 うわ、自分でも信じられないくらいの即答をやってしまった。というか、第13回ウルトラの準決勝でも出題されたネタだが、それと同じフリの問題が出るとは。何にせよこれで1○。それからさらに数問が経過。ついに通過者も出始め、その中には能勢氏も。やはり強い。Aチーム3人が抜け、残るはBチームに該当する3名だけ。そして問題。
「問題:歌舞伎においてはその髪を結う人のことを指し/、」ポーン。またも前フリ押しで解答権獲得。確かに“髪を結う人”というところで引っ掛かるものがあったが、そこでためらうことなく押していた。うーん、髪を結う人ねぇ……思い当たる言葉は一つだけ。
床山?」「正解!!」
 うおぉぉ、通過だ!! 2年目にして念願の1R突破である。いやぁ、これは嬉しいねぇ。戻って、熊熨斗のメンバーとハイタッチ。さあ、まだまだクイズをプレイする側にいられるぞ。自分の席に、先程注文しておいたカレーライスが置かれていた(ロフトプラスワンは飲食も出来るライブホールなのだ)。それを発見した司会者「お、早速カレーを頼んだ方がいます! この代金が全て我々のギャラに反映されますんで、皆さん昼食と言わず夕食も全てここで注文して下さい! 大会が終わった後で飲もうとか言わずにここで飲みましょう!」そういう司会者は、既にジョッキを7杯も飲んでいるのだが。
 次回に続く。