かくも壮大なる賢押杯。

 7月15日といえば「台風4号日本縦断」が重大ニュースだった。実はそのせいでこのQMAプレイヤー限定クイズ大会「賢押杯」も一時は開催が危ぶまれたりもしたが、無事執り行われたのは良かった。ただ10:00前に会場に着いた時はかなり風雨が強く、ましてやこれから関東に台風が接近してくるといった状況だったので、果たして終わる頃にはどうなっているやらと誰もが気にしていたに違いない(まあ海上に逸れたため混乱は無かったのだが)。
 この大会、とにかく参加人数が多い! 200人というのは数あるオープンの中でも一番じゃなかろうか。とはいえQMAからクイズを始めたという人も多く、こういうオフラインのクイズ、すなわち実際に早押し機を用いたクイズが未経験という人が会場内でも圧倒的多数を占めていた。ほほぅ、自分みたくずっと昔からクイズをやっていて、かつQMAプレイヤーであるという人の方が珍しいのだろうか?
 さて気になる形式は、200人という参加者が抽選で20人程度に部屋分けされ、そこから部屋別代表を選んだ上で最終決戦を行う、というもの。もっとも、最終決戦までコマを進められるのは200人中たったの16名! これって、この前のクイズフェスティバルよりも狭き門だな。だが全参加者が何かしらの形で早押し機に触れるという機会は与えられているので、どこぞの大学オープンのような「ペーパークイズが駄目だと後は観戦者」てなことは無い。
 部屋別に分けられ、まずは1R:15分50問のペーパークイズ。これをこなした後、2Rのコース選択が待っている。自分が選んだのは……
・2R−2:マンオブ風通過クイズ
 1問正解で1P。2問正解で通過クイズに挑戦して正解すれば勝ち抜け。ただしこの時点でOPの人は、問題に参加出来ても阻止は出来ない。
 ……開始早々数問でいきなり勝ち抜け者が出てしまい、焦る焦る。この後自分は「通過席に3回も立つ」というやたらと威勢のいいことをやるも、その度に阻止されるということを繰り返していた。この形式に参加した中では、一番正解数が多かったんだけど余り自慢になんないね、これじゃ。
・2R−5:アップダウン風クイズ
 1問正解に着き1P、4Pで勝ち抜けだが、お手つき・誤答は即0Pに逆戻り。
 ……この形式は怖い。下手にカンで行くとたちまち1からやり直しになってしまう。それでも2問正解し、2P。しかし一番怖かったのはこの瞬間だった。答えが「フィルムコミッション」の問題で、押したはいいが単語が浮かび上がってこない! えーと、何だ? 映画のロケ誘致だよな、確か群馬でも高崎で……高崎の……あ! で、制限時間ギリギリで思い出した。
 最後は「Q:日本の都市で、中津市があるのは大分県。では中津川市/があるのは何県?」「……岐阜県!」正解。何とか2抜け。ここは出張したこともあるから覚えてたよ〜。
 残念ながら総合ポイントが足らず、ここから先には進めなかった。しかし16人になり、大ホールに移動してからの最終決戦は相当盛り上がった。やはり、こういう大舞台でクイズをやりたいねぇ、うん。