スタッフ参加。

 7月の頭の頃、『クイズフェスティバル』に参加していたウノミチヒロ氏に誘われ、氏が主催する「なつのオープン’97」にスタッフ参加した。担当は問題提供と当日スタッフだが、コンセプトが「非基本・非シンプル・非まじめ」なので、当日はともかく問題を作る方としてはどうしていいのやら……と思っていた(実はクイズ大会のスタッフ参加は大学以来やったことが無い)。とはいえ、一週間前のリハーサルと問題打ち合わせをやってみて、初めて懲りすぎていたことに気付かされた。かくして打ち合わせの二日後、締め切り寸前に急遽追加分をウノ氏にメール。少々迷惑をかけてしまった。
 そして当日。9時30分に会場入りすると、既に社会人スタッフがわんさか。周りを見れば、どこぞのオープンで必ずお目にかかる方々ばかり。知ってる人から見れば、物凄いオールスターだと思いますよ、ええ(笑)。
 さて今回参加出来るのは学生限定なのだが……受付を締め切ってみるとイマイチ客足が伸びない。参加総数32名だが、会場のキャパシティから見てもこれはちょっと少ない気がする(どう見ても余裕で50人はいける)。コンセプトが嫌われたか、それとも日程が合わない人間のほうが多かったのか? とはいえ、この大会に参加した学生が、この面白さをよそで広めてくれることを大いに望む。
 とりあえずスタッフ参加して思ったこと。
・正解が出るようなクイズを作るのは思ったよりも難しい。提供した分から半分くらい採用されて、それからスルーがこれまた約半分くらい。一応書いとくと予選「さとがえり」で出た「ごきぶりホイホイ」「ほぼ日刊イトイ新聞」、準決勝の「ユンボ」「『トゥモロー・ネバー・ダイ』」、決勝の「戦艦大和」「頭の体操」は私のです。
・時々スタッフ世代でないと分からない話題が飛び出だりしたが、果たして学生諸君はどう思っただろう? 付いて来れたかなぁ、と時々思ったりしたもんだが、それでもジャンル分けが細かすぎるジャンル別クイズ(例:コミケ、ソフトドリンク、ビーマニ等)でバカスカ正解を出す人がいるのを観て安心した。この時ばかりはスタッフ一同驚きの連発。例として、ジャンル別クイズ「コミケ」で実際にあった解答。
Q:「東館の“壁”。1−3ホールなら“A”/ですが……」「“シ”!」
Q:「実際にやってみようクイズです。10時になりました/。」「(拍手をする)」
Q:「数十分に1回、一斉点検の際に/流される……」「夢の中へ!」
 ……いつからここはカルトQになったんだ(笑)。
 さて、なつのオープン第2段はあるのだろうか? こればっかりはウノ氏に聞いてみないと分からないが。