チョコエッグその2

 ……以前書いた「SL&ブルトレ」シリーズの「583系電車寝台特急きたぐに」が、7個目にして登場。その一個前は偶然にも「583系電車寝台特急はくつる」であった。どこかどう違うかと聴かれれば「塗装」としか言いようが無いんですが(さすがに細部までは知りません。あしからず)。


 ブルートレイン。今でこそ高速バスにその地位を揺るがされているが、それこそ昔は日本各地を走っていた。子供の頃の愛読書「ブルートレイン入門(小学館)」に、「東京発」「大阪・新大阪発」「上野発」でジャンル分けされ、幾多の列車が紹介されていたのを思い出す。
 例えば“東京発”。
「あさかぜ(博多行)」「さくら(長崎・佐世保行)」「はやぶさ西鹿児島行)」「みずほ(長崎・熊本行)」「富士(宮崎行)」「出雲(出雲市・浜田行)」「瀬戸(宇野行)」「銀河(大阪行)」
 “新大阪・大阪発”。
日本海(青森行)」「つるぎ(湖西線経由新潟行)」「きたぐに米原経由新潟行き)」「だいせん出雲市行)」「なは(西鹿児島行)」「彗星(宮崎・都城行)」「あかつき(長崎・佐世保行)」「明星(西鹿児島行)」
 “上野発”
ゆうづる常磐線経由青森行)」「あけぼの(奥羽線経由青森行)」「出羽(羽越線経由秋田行)」「北陸(上越線経由金沢行)」「天の川(秋田行)」。あと番外で北海道の寝台急行3本を紹介していた。


 現在、このうちの半数近くは廃止されたか臨時増発のみになってしまい、また残っていても区間が短縮されたりと、昔から変わらない姿で運行しているのはほんのわずか。大量運送時代は終わり、今は「北斗星」「トワイライトエクスプレス(臨時だが)」のように付加価値をつけたり、女性専用車両を設けたり、電車寝台特急でも「サンライズ」のようにオール個室にするなど、サービス面での勝負になっている。それでも高速バスの割安感と勝負するにはなかなか大変ではあるが、大量に運べる&鉄道ならではの利点がある。生き残る道が無くはないはずだ。


 しかし考えてみれば、こんなことを書いている自分の九州発上陸は飛行機、北海道にはフェリーと、鉄道好きなのに鉄道のテの字も出てこないのは問題がある。残る四国には何としてでも鉄道での初上陸を果たしたいものだが、そう考えてるとバスとかになるんだよね。ま、いずれはブルートレインでのんびりと旅をしてみたいものです。