あ〜んを好きになれない映画で埋める

 「あ〜ん」を好きな映画で埋めるという企画が、ここはてなで進行中だ。さて自分も……と思ったが、ここでフト、自分の中のヒネクレ精神が頭をもたげた。


「逆はどうだ?」


 そうか、それも面白いぞ! というわけで自分だけの新企画スタート。50音を嫌いな映画で埋めてみることにする。

 感動出来た人は、お幸せに。あざとすぎる演出に逆に感心したが、同時に職人でもないマイケル・ベイの技量の限界を見た。この後に撮った映画が、例の真珠湾攻撃映画なわけだが……。

 映画か、これ? 桑田圭佑監督作品とあれだけCMを流しておいて、結局何が描きたかったのかサッパリ分からない。サザンのファンなら観るかもしれないが、映画ファンならもう観ない。

  • う『宇宙大怪獣ギララ』

 怪獣映画は大好きだが、これはダメ。深くもない三角関係や模型然とした特撮等、100歩譲ってもショボいものはショボい!

 この映画、キャサリン・ゼタ・ジョーンズのタイツしか印象に残らない。最後の手品みたいなオチにあんぐり。

 現場と本庁との確執はもう飽きた。ドラマからして性に合わなかったのに、映画なんて作られたらなおさらダメ。

  • か『怪獣大決戦ヤンガリー』

 いやあ、ショボくて楽しいかもしれないけど、話のテンポが悪すぎ。怪獣のとこだけ抜粋した奴なら見ていいけど。

 ラウレンティスのリメイク版の方。ジェシカ・ラングの胸しか印象にない。コングを暴れさせなかったのが最大の間違いで、まさに技術の無駄遣い。

 エリザベス・テイラーは綺麗です。それだけ。何かを履き違えた演出のおかげで無駄遣いも甚だしい駄作に。

 ドラマを観たことはなかったが、ドラマを観る気にさせない映画を作っても意味が無い。

 当然。ゴジラというか、怪獣としての魅力すらない!

 小松左京め、日本のSF映画も沈没させやがって。『宇宙からのメッセージ』を批判してた氏だが、本作に「総監督」として関わっていた小松氏の方がよっぽど重罪じゃなかろうか。しかし本人は大真面目で、豪華版のDVD出して喜んでるし……ひょっとしてボケた?

 スタローンの無駄遣い。漫画原作とはいえ、漫画以下のデザインにしてどうする。

 ゲームの実写化は得てして成功していないが、まさに悪い例となった。アクションはともかく、あのコスプレ以下の衣装は見るに耐えない。カプコン社内でも無いことにしてるよ、きっと。

  • せ『世界崩壊の序曲』

 映画が崩壊してる。というか、時代遅れ。

  • そ:該当作なし

 いろいろ考えてみたが見当たらない。

 CGの無駄遣い。リアルな恐竜をぺらぺら喋らせたディズニーのセンスを疑う。第一可愛くもない。隕石落下であれだけのことが起きたのに、あの結末は何?

 おいスティーブン・セガール、あんたの方が自然破壊してるよ!どこが沈黙してるんだ、この映画。

  • つ『ツイスター』

 パニック映画、技術は進歩するも、ドラマは『大地震』の頃と全く同じ夫婦不仲を描いている。てことは、プラスマイナスで進歩してないってことじゃん。この作品前後の災害映画はみんなこんな調子で、ドラマ部分が欠如しまくっている。

 角川映画の無駄遣い。プロデューサー自身が監督したはいいが、下手糞な義太夫など誰が聴くか。「赤と黒のエクスタシー」って、角川春樹が麻薬やってる時に見た幻覚のことだと思う。

 いいかげん、外に出させてやれよ。やはり観てイライラさせられること請け合い。「俺の人生は誰かに作られたものでは?」という人なら観ていいかと思う。一応アドバイスしますが、映画の観すぎです。

今日はこの辺で。