ゴジラ映画50年目の大爆発その2

 おっと、映画について全然書いてなかったな。まとめとこう。

 TOKIOの松岡とケインが怪獣エビラとガチバトルすると聴いた時はどんな風になるのかと不安になりましたが、これは抜群にいいです。この映画でベストバトル賞を選ぶとしたら、怪獣同士じゃなしにこの場面にあげましょう。手塚昌明でも金子修介でもこの絵は撮れないと思います。
 水野真紀菊川怜は足が奇麗でいい。唐突に足を組んだ水野美紀のカットが、スクリーンにデカデカと映った時は正直ビビりました。そりゃゴードン艦長じゃなくても「用意がいいじゃねぇか」って思いますって。

 あと北村一輝キレすぎ!こんな悪者が出てくる映画が、普通になるはず無いわな。

 あと、これが一番笑ったんですが、X星人が現われた時の大槻教授と韮澤編集長と松尾貴史のやりとり、最高。劇場で笑ってたのは俺だけだったようだが。

 クモンガ、カマキラス、エビラ、ヘドラそして「ジラ」はゴジラの敵ではありませんでした。「ジラ」が出て来た時にBGMがヘビメタになりますが(これはカッコイイですね)、ジラことイグアナ怪獣は見事に瞬殺されます。金子修介ゴジラではアメリカ版を台詞で否定しただけでしたが、ここまでやるのが北村龍平。「やっぱりマグロなんか食ってる奴はダメか」。ダメに決まってらい。
 アンギラスラドンキングシーサーはまとめてゴジラと大激突。でもゴジラさん、強いねぇ(笑)。この戦い方がぶっ飛んでいて、アンギラス・ボールをキングシーサーがシュート! これ、ゴジラがシェーをするとか空を飛ぶとかいうレベルじゃないですよ。
 ちなみに数がいるのにちょこっとしか出なかった怪獣が多すぎる、という意見もありますが『怪獣総進撃』よりはいいでしょう。
 
 轟天号に大挙して押し寄せる敵の円盤……これは『惑星大戦争』。あ、だから公開前にDVDが出たんだな。でも敵の母艦に突っ込んでいくあたりは『海底軍艦』。あと『インデペンデンス・デイ』と『宇宙からのメッセージ』も入ってる。え、SW? あれは無視。

 ラストですか? あの怪獣が出るんだから、こうなるでしょ、やっぱ。ねぇ。ゴジラが何もかもぶっ壊して去るだけじゃ殺伐としすぎて、既成概念を壊せ壊せと言っている俺でも引きますよ。

 ちなみに外人はみんな吹替えされてました。ドン・フライは玄田哲明さんで……ん、この方式は俺が愛してやまない『宇宙からのメッセージ』と一緒だ! って締めはこれか。