エロ将軍と21人の愛妾 ★★★

 こちらは東映作品。影武者として稀代のエロ人間が大奥に入り、次々と女をとっかえひっかえヤリまくるという豪快なお話。設定こそ珍妙だが、エロをやるにしても製作された1972年当時に露骨さなど無く、むしろいやらしさ満点。池玲子演ずる女鼠小僧はなかなかエロく、その脱ぎっぷりも良い。それでもクライマックスは、前半からは想像も付かないような反権力振り。葵の御門をぶった切る主人公には、一瞬ではあるがエロ映画であることを忘れるくらいの意気込みを感じる。露骨を売りにしているAVはこれ見て考え直せ。