韓国新幹線って……

 韓国の新幹線はフランスやイギリスと同じ形式、つまり両端に駆動車を置くタイプを採用している。日本に近いのだから、駆動車やそれに必要な機材を分散させる日本方式でもいいような気もするが、この辺は案外反日思想が根底にあって(「日本の手なんか借りるか!」という考えね)、あえて欧米のやり方で行こうとしたのかな? 昨今の情勢を見ると、そう勘ぐりたくなる。
 ところがニュースを読んでみたら、韓国新幹線は悪評だらけ。他国の後発にあたる新幹線にも関わらず、全然なってないらしい。
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/04/07/20040407000063.html
 うーむ……ここまで評判が悪いと心配になるぞ。おまけに故障も頻発しているらしく「在来線にも乗り入れられる」と謳ってきたのが逆に邪魔者扱いになっているようだ。
 ちなみに韓国新幹線は全部で20両もあるが、うち動力車が4両で、全長は388mの座席数が953だそうである。日本の新幹線は16両で400m、座席数は車両にもよるがおおむね1300前後。あれ、新幹線並の長さで350も少ないのか。もし日本方式を採用していれば12両で事が足りるな。その分材料費はもちろん施設費も削れると思うのになぁ。
 韓国の地形は75パーセントが山だという。つまり平地が少ないという点では、日本と何ら変わりが無い。そしてフランスのそれはどうかというと、起伏はあれど日本や韓国ほどではないのだ。そう、フランス方式は最初から韓国という国に合ってないのだ。トンネルが多いからこそあの先端形状であり、勾配が多いからこそモーターを分散させるのが日本のやり方なのである。もしも反日感情だけでフランスを採用(そんなことはないよねぇ)したのなら、それはどう考えても誤算です。とはいっても今更やり直しは出来なさそうだが。
 この際、日本方式がどれだけ優れているかを、台湾新幹線で証明してやりましょう。韓国の人達が「うわ、悔しいけど日本の方がよかったよ!」と思ってしまうくらいの成果を出してくれ!頼むぞ台湾新幹線*1

*1:ちなみに台湾新幹線は12両編成で全長304m、986席