JR西日本よりも酷い奴等

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050510-00000105-kyodo-soci
 例の福知山線脱線転覆事後の影響がそこかしこに出ているのは言うまでもないし、運行している会社に山ほど苦情が来るのはまあ当然ではある。ただこの記事では触れていないが、その事件の当事者ではないJR西日本の社員に罵声を浴びせたりするどころか、ぶん殴る奴までいたというのだから困ったものだ。そういうことをする人間というのは、事故に加えてその後に出てきた不祥事があるゆえにJR西日本という会社全体が許せず、その怒りを直接ぶつけることを好しと考えているのだろう。怒る気持ちはまだいいとしてもそれらの行為は絶対に許されない、というか俺が許さない。
 その組織が嫌いなのであれば直接組織に訴えかければいいのだろうが、そんな手段を知らない奴等(本当に馬鹿な奴等)は、その末端の人達を相手にするしかない。末端からすればいい迷惑である。例え同じ組織であっても、尼崎で起きた事件を下関で責めても何の意味も無いはずなのだが。
 で、俺が思うに、そういう奴等っていうのは「俺達の怒りの声を聴け!」とばかりに組織に対して恐ろしいほど自己主張をしたがる性格で、自分の言っている事(あるいはやっている行為)が「民意」であると思い込んでいる節があるんではないか、と。
 以前NHKが不祥事を起こした時、「NHKに言いたい」という番組の最中にクレームを書きまくったFAXを送りつけたり、抗議の意味で受信料の未払いをする奴らが山ほどいたんだよね(後者は今でもいるが)。それに何の意味があるのか俺にはさっぱり理解出来ず、ただ単に日頃溜まっている鬱憤を晴らすためにNHKの不祥事を利用したとしか思えない行為に、とにかく腹が立っていた。馬鹿な奴等がいるもんだなぁ、と思ったが、今回も相変わらずのようだ。
 どちらの場合も、クレームの付け方が実にアホくさい。そんなに憎ければJR西日本に二度と乗らなければいいが、そんな抗議行動が出来ないからこそ、奴等は見当違いな行動に走るのだ。どうせ文句をブーブー垂れている奴でも、明日には仕事だか遊びで山陽新幹線に乗っているに違いないのだから。それでもクレーム付けたいか?