晩飯は中華、でも普通の中華じゃない。

 現在進行中の海外向け仕事は、部品の納入が遅れに遅れてしまう。同時進行していた別の仕事もやはり部品が揃えきってないため、極端に仕事量が少ない日が続く。ここしばらく残業もしておらず、そのおかげでゆとりが産まれたことを有難くも思い、残業代が出ないことを有難くもないと思う今日この頃。
 今夜の晩飯は、母親とその友達の家族に誘われて馴染みの中華料理店。まあ馴染みも何も、俺の親父が経営している店なのだが。この場を借りてきちんと書いておくと、親父は正真正銘の調理師であり、若い頃は横浜中華街で働き、結婚して群馬に来てからは某ゴルフ場のレストランでずっと中華料理担当としてやってきたのである。それだけに、味も腕も確か。とりわけギョウザとシュウマイは頑として手作りを譲らず、毎日こしらえている。
 こういったありきたりなメニューを、どこかから既製品や完成品を仕入れるということをせず、自分の手で作り上げる。単純なメニューにどれだけ力を注いでいるかで、その料理店の印象も随分違ってくるはずだ。例えばどんなに一品料理が美味しい店でも、適当に作った餃子を出されて満足する客がいるだろうか? そういうことだ。
 ごくたまに、親父の店に一人で行った時に頼むのは飯or麺類&餃子くらいだが、今日は久々にシュウマイを食べた。中身は挽肉と玉葱だけだが、それだけでも十分甘くてジューシーだったりする。本当に美味いものを食べたければ、余計なことをしないのが一番いいのである。

 ……あ、最初書いていた文章は、最後までまとめられず先日のコメント欄にちょこっとだけまとめました。気になった方はどうぞ、一応言いたかったことはああいうことです。