老後はどうする。

 日本で老後の暮らしというと、やれ“年金がきちんともらえるのか?”とか“医療費が上がるのはいただけない”とあんまり良いイメージが無い。あと40年もすれば俺も年金暮らしだ。任意の保険はともかく、俺と同じ世代の人達は国民年金とかちゃんと納めてるのだろうか?「フリーターだから払えない」とか逃げてる人はいないかね?
 そしたらこんな話が。ニュージーランドは非常に社会保障が良いそうだ

 たとえば、医療費の場合、「怪我」はほぼ無料、「病気」は子供や老人なら無料になる。たとえば、失業手当の場合、約3ヶ月間仕事が見つからなければ、最長65歳まで支給され続ける。10年以上も政府の失業保険で生活している家庭もたくさんある。たとえば、年金の場合、ニュージーランドで10年間生活するだけで、就労期間に関係なく、65歳から年金がもらえる。支給額は平均収入の65%と、十分生活していける。

 なるほど、確かにこれは羨ましく思う。これだけしっかり保障されていれば、歳をとっても何の不安も無いわけだが、ニュージーランドの消費税は12.5%、所得税は19.5%なのだ。これを日本で置き換えると、1000円の買い物をすると税込で1125円払わなくてはならず、月収が20万なら天引き後の手取りは16万1千円になってしまう。どこか損をした気分だが、それで将来の保障は万全。さあ、これは難しい選択だね〜。
 個人的に、日本では消費税も所得税も上げてほしくは無い。将来を考えるなら老後のためのお金は、国に預けるより市場に回した方が増えそうな気がするんだよなぁ(ま、俺の場合は厚生年金なんだが)。