今週の笑点・7月2日付

 自己紹介で、たい平が実家のある秩父を宣伝しまくる。この辺、段々師匠と似てきたなぁ。子沢山の山田、未婚の昇太に「結婚しろチビ」と一言。チビはともかく、3人の子供を食わしている山田はある意味強い。
・1問目:「インチキ臭いカルチャー教室の先生」とはどんな人かを考える。
 小遊三南京玉簾を南京股すだれという先生」そこで玉簾を出すなら「南・京玉簾」でも良かったか(多分カットされる)。続けざまに小遊三「四股を踏むのに内股になる先生」そんなのばっかり。なぜか山田が大笑いしながら座布団を持ってくる。ツボだったのか?歌丸「もう山田も長いことないな」。たい平「お琴より男の方が好きなお琴の男の先生」楽太郎「もう一回言ってみて」たい平「……お琴より男の方が好きなお琴の男の先生」顔が早口言葉状態になっていた。最後のネタは絵画盗作ネタに引っ掛けたもの。その頃の収録だったようだ。
・2問目:海開き」「山開き」にかけて「●●を開いてみた」という。「どうでした?」と聴くので答える。
 木久蔵「仏壇を開いてみました」「どうでした?」「ぶつだん(別段)変わりありません」。この後ダジャレ路線で攻めると思いきや、楽太郎がいいそうなネタを披露する木久蔵。「横浜にある歌丸邸の窓を開いてみました」「どうでした?」「波止場じゃなくて墓場が見えます」これで1枚もらった木久蔵、歌い出す。「♪窓を開ければ〜墓場が見える〜(別れのブルースの替え歌)」歌丸「2枚持ってって」。歌わなけりゃいいのに、と思うだろうが、そこで歌うのが木久蔵なのだ。昇太「潜水艦の窓を開いてみました」「どうでした?」「怒られました」歌丸「当たり前だよ!」。楽太郎「見合い写真を開いてみました」「どうでした?」「昇太、どうだ?木久蔵さんとこの娘だ」昇太「いいいいいいいい」木久蔵も「いいいいいいいい」歌丸「昇太さんの持ってって、失礼だよ」。木久蔵の息子(きくお)はよく出てくるが、娘がネタにされるのは珍しいか。たい平「行きつけの上野のパブのドアを開いてみました」「どうでした?」……以後、楽太郎相手にフィリピンパブごっご。歌丸あきれて「うるさいよ!」。やっぱりこの辺も師匠譲りだった。
・3問目:北斗の拳』の命台詞をもじって「お前は●●している!」と笑点メンバーを指名する。指された方が「なぜだ!」と答えた後、その理由を述べる。
 このためにわざわざケンシロウの格好をさせるあたりが笑点らしい。しかし北斗の拳がネタとはいえ、要はよくあるメンバー指名問題なので答えも期待出来る。楽太郎「たい平、お前はもう倒れている!」たい平「なぜだ!」楽太郎「やれ、山田!」倒されるたい平。歌丸「何もしてないじゃない」。木久蔵「好楽、お前はもう移っている!」好楽「なぜだ!」木久蔵歌丸一門に心が移っている」。これはかつての問題で好楽が「楽太郎頑張ろうな、円楽師匠にもしものことがあったら歌丸一門に移ろうな」と言ったことと関係があるのか。次の小遊三も好楽を指名し「お前は移っている!隣りから馬鹿が」と答えて座布団獲得。
 しかし「お前はもう死んでいる!」とくればもう楽太郎の答えを期待せずにはいられない。案の定やってくれました。楽太郎「歌丸!お前はもう死んでいる!」歌丸「なぜだ!」楽太郎「うるせえ、じじい!」激怒した歌丸「山田君全部片付けて!」。というか、笑点で「死んでいる」と来たらもう歌丸しかいないじゃないか。これが聴けただけでも満足だ。