リアベさんのクイズ歴・中学生編

 「番組を観る」程度に留まっていたクイズへの興味が、「自分でもやってみる」に変わっていったのはこの時期になる。そのきっかけとなったのが、ちょうどこの頃(1991年頃?)に発売されたウルトラクイズボードゲーム。「早押し判定機」付きのこのゲームに物凄く興味を引かれ、親にねだってついに購入。形状こそ番組中のものと違えど、問題が判った時点で「押して答える」という行為がえらく楽しく感じた。そう考えると、自分の早押し機デビューは意外と早かったのかと思える。この「解答権を得る悦び」を早い時期に知っていたことは大きいよなぁ。
 しかし自分は、答える側もそうだが出題する側にも憧れていて、家族や友人知人を巻き込みながらこのゲームでいろいろ遊んでいたのを思い出す。やはりこれは留さんの影響でしょうな。

 そして僅かな小遣いをやりくりしながら、ウルトラクイズ高校生クイズの本を購入するようにもなった。同時に両番組をビデオで録画するようにもなったのだが、そうなり始めた矢先に思いがけない事態が発生する。
 ウルトラクイズが打ち切られたのだ。同時に『史上最強』『FNS』も放送されなくなり、世間におけるクイズブームが去ってしまったのである。小学生時代に、あんなにも憧れを抱いていた番組が終わってしまう……。はっきり言って、どこか目標が無くなってしまったような気がした。

 だがここで気が付いた。「あと何年かしたら『高校生クイズ』に出られるじゃないか!」。高校に入ったら絶対に出場するぞ! 受験を無事にパスした自分は、群馬県内の某公立高校へと進学し、クイズ愛好会の門を叩くのだった。これが、クイズの血をますます濃くすることになるわけだが。

 続きは高校生編で。